東日本大震災・ いわき市復興のあゆみ 2014
平成27(2015)年3月11日発行 企画・編集 いわき市行政経営部ふるさと発信課 発 行 いわき市
〒970-8686 福島県いわき市平字梅本21番地 TEL 0246-22-1111㈹
URL http://www.city.iwaki.fukushima.jp/
いわき市
いわき市 復興の
あゆみ
東 日 本 大 震 災
2 0 1 4
はじめに
平成23(2011)年3月11日の「東日本大震災」から4年が経ちました。
この間、いわき市は大地震・津波災害の対応や原子力発電所事故に伴う風評被害などの困 難を乗り越えるため、国内外の皆さまからいただいた多くのご支援と励ましに支えられなが ら、市民・関係各位が一丸となって復旧・復興に取り組んで参りました。
あらためて、これまでのご支援や温かいお言葉などに深く感謝を申し上げます。
震災から3年目のいわき市においては、「防災集団移転促進事業」について、市内4地区の住 宅団地の整備がすべて完了し、住宅の再建が可能となる段階まで進ちょくするとともに、「災 害公営住宅整備事業」についても、平成27年度中に1,513戸の住宅すべてが入居可能予定とな るなど、復興関連事業が着実に前進しております。「震災復興土地区画整理事業」についても、 関係各位の協力の下に急ピッチで宅地造成工事を進めており、復興・再生への歩みが加速し て参りました。こうしたハード面の整備に加え、各支所などに配置した津波被災地支援員な どによるきめ細かい生活再建の支援にも努めています。
さて、昨年は、「平成25年度文化庁長官表彰(文化芸術創造都市部門)」を受賞したほか、プ ロ野球公式戦「巨人対ヤクルト戦」や「いわき市復興祈願土俵入り」の開催、また、映画「超 高速!参勤交代」の大ヒットなど、これらの明るい出来事は、復興の大きな弾みになってい るものと確信しております。
この『東日本大震災・いわき市復興のあゆみ』は、震災から3年が経過した平成26年(2014) における「ふるさといわき」のさまざまな復興状況を、市民の皆さまにお知らせするために 発行した冊子です。紙面が限られていますが、復興の状況をご理解いただければ幸いです。 平成27年度は、市復興ビジョンに掲げる復興期の最終年度にあたりますことから、引き続き、
「ふるさといわきの力強い復興と再生の実現」に向けて、復興事業計画に位置付けた各種事業 を着実に推進して参ります。
加えて、文化・芸術・スポーツなどによる交流や触れ合いの機会を創出し、市民の皆さま に更なる勇気や元気を宿すような「心の復興」にも意を用いながら、「明るく元気ないわき市」 の創造を目指して、全身全霊をかけて取り組んで参りますので、市民の皆さまの、より一層 のご支援とご協力をお願いいたします。
力強い復興と再生の槌音
いわき市長
清 水 敏 男
表紙写真・図 裏表紙写真・図
■写真1 災害公営住宅「市営薄磯団地」 〔平成27(2015)年2月 いわき市撮影〕
■写真2 市復興祈願土俵入り
〔平成26(2014)年8月 いわき市撮影〕
■写真3 日本の復興を『いわき』から -第6回いわきサンシャインマラソン 〔平成27(2015)年2月8日 いわき市撮影〕
■写真4 エルム2階のスチューデント・シティで学 ぶ子どもたち(菊田小学校)
〔平成26(2014)年6月、いわき市撮影〕
■写真5 完成した勿来町関田海岸の防潮堤 〔平成26(2014)年6月、いわき市撮影〕
■図1 小名浜港および背後地の復興イメージ図
■写真1 錦町須賀地区の防災集団移転先(錦町ウツギ サキの「勿来錦第一土地区画整理事業」地内) 〔平成25(2013)年6月 いわき市撮影〕
■写真2 錦町須賀地区の防災集団移転先の団地 〔平成27(2015)年1月 いわき市撮影〕
■写真3 キャンドルナイト「希望のあかり」inいわき 〔平成26(2014)年3月 いわき市撮影〕
■写真4 復旧前の久之浜海岸防潮堤(いわき管内海 岸堤防災害復旧事業合同起工式) 〔平成24(2012)年11月 いわき市撮影〕
■写真5 完成した久之浜海岸の防潮堤 〔平成26(2014)年6月 いわき市撮影〕
■図 いわき市のシンボルマーク
写真1
図 写真2
写真4 写真3 写真1
写真5 図 1 写真2
写真4 写真3
【取材協力機関・団体、写真・資料提供者】
(敬称略)東京電力㈱ 福島県消防防災航空隊
福島県漁業協同組合連合会 福島洋上風力コンソーシアム
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